タイロッド

タイロッドについて
岸壁、護岸工事等に使用されるタイロッドは従来普通鋼が使用されていました。
近年工事の大型化が増々盛んになり使用されるタイロッドの寸法も比例して大きくなり、
従来の普通鋼では、経済性、施工性に問題が出て来ました。
その打開策として、近時製鋼技術の進歩により、安価で容易に入手し得る、高張力鋼が使用されつつあります。
両社共一長一短がありますが主な特徴を列記します。
普通鋼(SS材) タイロッドの特徴
・四十有余年の実績
長期間の使用実績に裏付けされる優れた安全性
・延性に優れ一様伸びが大きい
優れた勒性に依り設計外の外力(曲げ等)が加わり、応力の集中が発生しても、塑性により応力の均一化が進み、破断し難たい。
・施工管理が容易
以上の特性により、比較的ラフな使用にもよく耐え、安全性も高いので、軟弱地盤の護岸、架設工事、小型岸壁等に最適である。
高張力鋼タイロッドの特徴

・強度が大、優れた伸び

普通鋼に比べて倍近い高い降伏点及び引張り強さを有し、比較的大きな伸び率を持っていますので、径を小さくする事が出来、取扱い上の不安もありません。
・取扱いが容易
強度が大きいため、普通鋼に比べて製品重量が半減できるので取扱いが容易となります。
・高い経済性
以上の特性により、高張力鋼タイロッドを使用しますと、同一規模の普通鋼タイロッドに比べ、製作費や運搬費が節減出来ます。又、タイロッド自体も大巾に軽量化されるので、特に大型岸壁では施工が安易となり、工期の短縮ならびに工事費も節減できます。